ONE-UP!WOMANインタビュー

豊かで住みよいまちづくりに貢献する

足利市女性団体連絡協議会(事務局:足利市人権・男女共同参画課)
足利市女性団体連絡協議会(Release.2022.04)

プロフィール

■お名前:足利市女性団体連絡協議会 代表:小林靜子さん 構成人数:2048名(令和3年12月現在)

経歴

平成4年5月~ 足利市女性団体連絡協議会(市女連)設立
平成6年~ 市女連の活動等を紹介する「あしかがの女性」を編集・発行
平成13年~ 男女共同参画週間事業を開始
平成30年~ 足利市男女共同参画都市宣言『「ひと」と「ひと」が輝くまち宣言』

主な活動内容

☆男女共同参画週間事業(市と共催で実施)

週間事業の企画運営委員会を立ち上げ、講演会や映画上映など企画立案をしています。
 
☆市長を囲む市政懇談会
案件に関係する市の担当者との事前学習会やグループ内の打ち合わせを重ね、提言書を作成し、女性の視点から市に提言しています。
 
☆市議会議員との懇談会
グループに分かれて、市議会議員と懇談テーマについて意見交換をしています。
意見交換を実施することで、市政への興味関心喚起と問題意識の醸成を図り、今後の当団体の活動の視野を広げることができます。

この活動をはじめたきっかけを教えてください。

 女性団体相互の理解と協力により、女性の地位向上と福祉の増進を図り、会員の親睦及び交流に努めるとともに、豊かで住みよいまちづくりに貢献することを目的として、平成4年度に設立しました。「男女共同参画の実現」を行動目標に掲げ、様々な事業を展開しています。

(男女共同参画週間事業:上野千鶴子氏オンライン講演会)

活動のなかで工夫している点はありますか。

 女性の視点で世の中を見聞きして、「ここは変だぞ」ということを、みんなで解決に向け考えていこうという精神で活動を続けてきましたが、それだけでは解決できないことが多すぎます。
 女性の立場は勿論ですが、高齢者の立場、子育て中の立場、子どもの立場、仕事が見つからない方々も含め、それぞれの立場に立って、「何が問題なのか解決は?」を知るために、各県市町の広報誌、新聞、パソコンなどを駆使、情報収集に努め、機会あるごとに会員相互で情報交換を行い、知識を広げています。

 

活動のなかでやりがいを感じるのはどんな時ですか。

 平成30年12月21日に市議会において決議された『「ひと」と「ひと」が輝くまち宣言』は、市女連を中心として立ち上がった足利市男女共同参画都市宣言検討委員会の提案により実現しました。男女共同参画についての関心を高め、意識の醸成を図る契機となったと思います。

(足利市議会議員との懇談会)

活動で困難に感じること、大変だったことはありますか。

 それぞれ異なった目標・目的を掲げ活動している団体の集合体なので、目的や興味を一つに絞ることが難しいです。行動目標を中心に据えて活動することを確認し合っています。
 会員年齢が高くなり、新たな加盟団体の加入に向けての活動、努力が必須となりました。

 

今後の展望や目標について教えてください。

 LGBTxやSDGsについて学習を深めていき、女性の人権のみならず、生きるための根幹である、人権について、理解や知識を深める事業を展開し、安心安全なまちづくりに寄与していきたいです。

(日光市NPO法人「だいじょうぶ」視察研修)

COMPANY DATA

足利市女性団体連絡協議会(事務局:足利市人権・男女共同参画課)


TEL.0284-73-8080